今回の記事ではTradingView(トレーデュングビュー)の有料プランのグレードによる価格の違い、またTradingView有料プランだけのおすすめツールまでご紹介していきます。
TradingViewでどのプランを選べば良いのか迷っている方
今回の記事を参考にしていただければと思います。
金額とグレードによる違い①
まずはTradingView(トレーディングビュー)の有料プランの違い、また有料プランの中でもどれを選べば良いのかといったメリットデメリット等の話をしていきましょう。
有料版の金額の違い
TradingView有料版は「Pro・Pro+・プレミアム」の3種類で価格は下記のようになっています。
Proでおおよそ1,916円くらい(1ドルが148〜149円くらいの場合)から選べます。私もProを使っています。状況によってどれを選べばいいかは変わってきます。
私はアラーム設定数とポジション保有期間を考慮した結果、青い枠の「Proプラン」で十分という判断で選択しています。
次に無料版との違いをご説明していきましょう。
無料版と有料版の違い
TradingViewの無料版と有料版の主な違いは次の項目になります。
- 広告の有無
- タブ毎のチャート数
- チャートレイアウト数
- カスタム時間足
他にも有料プランで特におすすめの機能としては次のものが挙げられます。
- バーのリプレイ機能
- 出来高プロファイルインジケーター
- アラートの設置数/有効期限
それではおすすめの機能をご紹介する前に、まず違いの部分から内容を詳しく説明していきましょう。
広告の有無
有料版では広告が「非表示」になります。
しかし、広告の表示・非表示に関しては、正直そこまで大きな問題ではないかな、とは思います。
タブ毎のチャート数
有料版ではタブ毎のチャートを表示できる数が増えます。
- Pro:2分割
- Pro+:4分割
- プレミアム:8分割
チャートに関してなんですが、例えばproだと2分割・プレミアムは最大8個まで出せます。
正直チャートって、たくさん出して監視しててもいいことがなくむしろチャートに囚われてします。
あまりいい状態とは言えません。
私にとってたくさんのチャートを開くことは、自分のエントリーと関係ないシグナルまで気になってしまって、感情を無駄に消耗してしまう原因になります。
「チャートを開かない」くらいの方が良い、とすら思っているほどです。
そのような考えで、私は結局チャートは2枚に落ち着きました。ですので、このチャート機能の必要性については人によるかと思います。
チャートレイアウトの保存
チャートレイアウト機能は有料プランにする必要性を感じる機能のひとつです。
皆さんもチャートにラインやペンツールで、自分なりの分析をいろいろと書き込むことがあるでしょう。
その自分が分析用に書いたラインなどを、全く別のまっさらなチャートのキャンパスで保存でき、それを2つ・3つとキープできる機能です。
私はこれを活用して
ひとつは「テクニカル分析」、もうひとつは「トレードノート」として分けて利用しています。
「テクニカル分析」はトレードする度に記録、トレードを終えるまで保存しています。
更にトレードの振り返り用ノートに記録もしているのでレイアウト保存が無料プランの1つでは足りない、という理由から有料プランに変えた理由のひとつにもなります。
カスタム時間足
「2時間」や「8時間」などのマイナーな足を使いたい方には、無料プランだと使えないので、このカスタム時間足機能が必要になってくると思います。
ツールバーのリプレイ機能
有料プランの最大のおすすめのひとつ「リプレイ機能」について説明します。
このリプレイ機能というのは、チャートの右側を隠して過去検証が行えるツールです。
自分が戻りたい位置でチャートをクリックするとチャートの右側を隠すことができるので、自分なりにいろいろな検証ができるわけですね。
この先自分の引いた線やインジゲーターが、機能しているのかどうかを確認する作業ができるんです。
例えば安値と安値を結んで線を引いてみて、「この下降トレンドは終わっているな」と思った時に天井のラインが有効であるかの検証をしてみます。
画面下の再生アイコンを押すと、設定したスピードに対してチャートが進んでいきます。
更新時間の調整は可能で、2秒ごとや1秒ごとや、0.5にもできます。また「一時停止」ボタンで停止することも可能です。再生時間を調整して、ゆっくりのスピードで動かしつつ、「前に」をクリックすれば、ひとつ先のローソク足に飛ぶこともできます。
この便利な「バーのリプレイ機能」は次のような場合の「過去検証ツール」として活用してください。
- 自分が使っているテクニカル分析は機能するのか
- 設定の加減は機能するか
- センターラインはちゃんと意識されているか
- 天井でショートできるのか
このような内容のほかに、自分が使っているインジケーターが、正しく機能するのかを確かめたい時にも有効です。
この「バーのリプレイ機能」をスイングトレードで重要な時間足(4時間足)などの「中期足」に対して利用できるのは「有料プラン」だけなので色々なシュミレーションで過去検証していくと物足りないと感じる場面が出るかも知れません。
正直「バーのリプレイ機能」は過去検証ツールを探して迷っている方にすごくおすすめできる機能です。
この機能はとてもおすすめできるんですが・・・
無料プランで使えるのは日,週,月足まで
なので、最大限に活用するには最低でも有料のProプランに切り替えた方がいいとは思います。
金額とグレードによる違い②
皆さんもいろいろなインジケーターをご利用になっているとは思います。
ここではTradingView(トレーデュングビュー)の中でも人気のインジケーター「出来高プロファイル」をご紹介していきます。
出来高プロファイルって?
TradingViewおすすめ機能のひとつが「出来高プロファイル」なんですが・・
こちらは無料では使えません。
有料プランだけで使えるインジケーターの1つですね。
出来高は通常縦に表示されているイメージが強いと思うんですが出来高プロファイルでは、価格ごとに出来高の多さを横軸で表示してくれるという機能です。
それではこの「出来高プロファイルインジケーター」の使い方を説明していきましょう。
まず、これは過去のポンド円の日足のトレンドですが、このチャートを例にご説明していきます。
中期の下降トレンドだったんですが、明らかに上方向にブレイクしているのがわかります。
この時点でまず、チャートから考えることは、次のような点になるでしょう。
- 中期下降トレンドが終わった
- 200SMAにもタッチしている
- 日足レベルの下限付近とも見える
私にとっては200SMA付近と上昇トレンド下限付近とダブルで反応しているので上昇していくのではと判断します。
しかし、この要素があってもリアルタイムトレードをしていると200SMAの付近で本当にエントリーできるのか?という不安もあります。
直前までレートは下落していた流れだけに「ダマシ」を疑う方が多いでしょう。そこで出来高の出番になります。
出来高の量を伴うとトレンド転換の角度が上がりやすいという傾向があります。
トレンドが変わる時には+αで出来高が多いとトレンド変換していると判断しやすいです。
ここでは画面上部のインジケータータブから「出来高プロファイル(VRVP)」を開いてください。
「VRVP(可視範囲出来高)」を選択
これで今表示されているローソクの範囲の出来高が横軸に表示されました。
どの価格帯が最も出来高が多いのかを示す線も表示されます。
左の黄色い部分が「売り」、右の青い部分が「買い」の出来高を表しています。
基本的には売り買いの注文が多いところは反応しやすい傾向にあります。
この価格帯ごとの出来高を確認することによって、トレンド転換を判断するための判断基準にできるということです。
“水平線引きすぎ病”対策にも活用
出来高プロファイルは、「水平線引きすぎ病」対策としても使えます。
私も初心者の頃は特にそうですが、水平線を引きすぎてもはやどれが機能するのかやっていて
わからない状態になる、という方も少なからずいると思います。
そこで「出来高プロファイル」を補助輪として使うことをおすすめします。
出来高の多いところにだけ水平線を被せていくというやり方です。
あくまでも補助輪としての使い方にはなりますが、自分の分析による水平線の位置が間違っていないか不安な時にも、出来高を表示させることでより信頼度を高められるケースもあります。
トレンドが転換しやすいと思うところで、出来高が伴っていればより安心してエントリーできるという状況になります。
今回は出来高プロファイルのおかげで結果としてこのような上昇の目線をしっかり見極めることが出来きました。
ご紹介したTradingViewの「出来高プロファイル」は、次の人に特におすすめです。
- トレンド転換の初動を狙いにいく人
- 水平線を引きすぎて余計に困る人
出来高プロファイルだけで完璧なトレードをすることはさすがに難しいですが、「補助輪」としては使うには非常に優秀なシステムですのでぜひご利用ください。
トレード環境紹介
使用分析ツール「TradingView」
私が毎日分析ツールとして活用しているのが「TradingView」です。
利用している理由
・PCやスマホ間でのクラウド同期が便利
・使いやすさと多機能チャート
・誰でも無料ブラウザから利用可能
正直、今の私にはこれがないとトレードが成立しないぐらいの必須級ツールです。
端末機とのクラウド同期できる為、場所を選ばずチャート分析が可能であり、様々な投資家達のニーズに答えることができる多機能チャートも利用可能です。
私は特に普段相場を確認することがないため、アラート機能をたくさん利用するので有料プランにしています。勝つための必要経費です。
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